菊地絵理香が首位浮上 今年の目標“マルチV”へ絶好のチャンス

 「女子ゴルフ・ヤマハレディース・第2日」(30日、葛城GC山名C=パー72)

 4位から出たツアー通算3勝のプロ11年目、菊地絵理香(29)=オンワードホールディングス=が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算5アンダーで首位に浮上した。今季の目標を自身初の年間複数回優勝に置いており、まずは今大会で2018年の1勝目を目指す。1打差の2位に初日トップの永井花奈。32位から出たルーキーの小祝さくらが首位と4打差の5位に上がった。

 好調なパットを武器にリーダーズボードのてっぺんに駆け上がった。菊地は4番で手前から1・5メートルのバーディーパットを入れると、8番は奥3メートル、15番5メートル、最終18番は1・5メートルを沈めた。微妙なパーパットも12番で1メートル、13番も4メートルをねじ込んだ。

 「ショットがよくない状態で、この位置は不思議なくらい。パットがイメージ通り打てているからでしょうね」。先々週まではパッティングアドレス時に「気持ち悪さ」を感じていたが、先週からパターを小ぶりマレットに替えてイメージがよくなったという。

 15年から毎年1勝ずつを挙げており、今季の目標は自身初の複数回優勝。今週は1勝目の絶好のチャンスで「早い段階で勝ってきっかけをつかみたい」と目を輝かせた。

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