三浦桃香、ド緊張で10位 終盤に失速「本当にもったいない」

 「女子ゴルフ・アクサレディース・最終日」(25日、UMKCC=パー72)

 単独首位で出たアイドル系女子プロ、三浦桃香(19)=フリー=は終盤まで粘ったが、16番からの3ホールで4つスコアを落とし急降下。結局、3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75で通算7アンダー10位に終わった。通算12アンダーで並んだ比嘉真美子とのプレーオフを3ホール目で制したフェービー・ヤオ(台湾)が4年ぶりのツアー2勝目を飾った。3打差の3位に19歳の勝みなみら5人が続いた。

 大会史上最多の3日間計1万4529人のギャラリーがコースに詰めかけた。誰よりも熱い視線と声援に囲まれた地元宮崎県出身の三浦。だが、その顔は前日までとは違ってこわばっていた。

 「緊張してました。練習場から」。それでも数々のピンチを絶妙のアプローチで切り抜け、11、13番でバーディーを奪って首位と1打差に迫ったが、終盤3ホールで2ボギー、1ダブルボギー。「本当にもったいない」とうつむいた。

 それでも人前で泣いたりはしない。懸命に笑顔をつくり「簡単に勝てるなんて思っていないし、優勝なんて意識しなかった。(観客を)悲しませないように頑張ったけど力尽きた」と気丈に振る舞った。まだプロ4戦目で伸びしろは十分。歓喜の瞬間はそう遠くない未来にある。

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