タイガー・ウッズ 復帰戦84位発進「気持ち高ぶった」

 「米男子ゴルフ・ファーマーズ・インシュアランス・オープン・第1日」(25日、トーリーパインズGC=パー72)

 1年ぶりにツアー復帰したタイガー・ウッズ(米国)と松山英樹(25)=レクサス=はともに3バーディー、3ボギーの72で回り、首位と7打差の84位と出遅れた。65をマークしたトニー・フィナウ(米国)が首位に立った。

 待ち焦がれた復帰戦。生まれ育った南カリフォルニアの大会で、ファンの拍手と大声援に迎えられたウッズは「試合を戦うことに気持ちが高ぶった。一日中、気持ち良くプレーできた」と穏やかな笑みが絶えなかった。

 序盤はプレーが硬かった。1、5番はショットの精度を欠いてボギー。アイアンがピンに寄らず顔をゆがめた。だが、パー5の6番はピンの15メートル手前に2オンし、10番ではピン右30センチに寄せてバーディーを奪うと、ハイライトは16番パー3(188ヤード)。6番アイアンで放った切れ味鋭い弾道は、ピンをかすめるスーパーショットだった。

 同組のリードは「パットの距離感は素晴らしかった」と感嘆。米メディアも「昨年よりはるかに良い。期待できる」と評価した。

 2013年まで7度制した得意の大会でイーブンパーの84位発進。ウッズは「(手術した)腰の状態はとても良かった。ただ、アイアンがうまく打てなかっただけだ」と振り返り、「ショットを修正できれば、もっとバーディーが取れる」と巻き返しに意欲満々だった。

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