愛、韓国勢押さえて4年ぶりの日本人賞金女王  笑顔満開「思ったより早かった」

 「女子ゴルフ・ツアー選手権リコー杯・最終日」(26日、宮崎CC=パー72)

 鈴木愛(23)=セールスフォース=が3バーディー、ノーボギーの69で回り、通算5アンダー、7位となり、初の賞金女王に輝き、同時にメルセデス最優秀選手賞も決まった。日本勢では2013年の森田理香子以来4季ぶり。今大会2位となったイ・ミニョン(韓国)が賞金ランクも2位となった。初日から首位のテレサ・ルー(台湾)が通算15アンダーで逃げ切り、3年ぶり2度目の大会制覇を果たした。

 鈴木の真骨頂が最終戦最終日最終ホール、上り5メートルのパーパットに集約されていた。仮に最終組のイ・ミニョンが逆転勝利し、鈴木がダボをたたいても賞金女王が決まる状況下とはいえ、カップの向こう縁にぶつける超強気のパットで放り込み、満面の笑みでギャラリーの拍手に応えた。

 このパットに込められた思いは2つ。1つは、水面下でキム・ハヌルと一進一退の攻防を展開していたメルセデス最優秀選手賞。18番のパーパットを入れたことで鈴木が500・5、ハヌルが499・5ポイントと、わずか1ポイント差で上回り、賞金500万円とベンツ車両、3年シードなどを手にしたのだ。

 もっと大切なこと。今回の女王を「思ったより早かった」という鈴木。その要因について「練習量です」と断言した。絶対的な自信を持つパットは、申ジエに次ぐツアー2位(平均1・7582)。誰よりも練習時間を割いた。その誇りを、一年の最後のパターで表現したかった。「強すぎてびっくりしましたけど」と笑うが、カップインに「いい締めくくり」と胸を張った。

 パットだけではない。毎年オフはアリゾナでキャンプを張り、米ツアー・フェニックスオープンを観戦。今年は松山英樹の優勝を見た。「スイングを参考に。松山選手のリズムがゆっくりなところ」を採り入れショットの精度を上げることで、武器としてのパターの価値がより高まった。

 4年ぶり日本人女王。韓国勢ばかり目立つツアーに「これじゃいけない」とも思っていた。来季「(女王と見られる)プレッシャーの中で成績を残す」という目標への再始動まで、しばし「ゲームしたい。食べたいものを思う存分食べたい」と鋭気を養う。

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