吉田ドタバタ逆転V「忘れられない優勝に」 キャディーがマーカー拾い上げるチョンボも

 「女子ゴルフ・スタンレー・レディース・最終日」(8日、東名CC=パー72)

 3位から出た吉田弓美子(30)=フリー=が5バーディー、3ボギーの70で回り、通算9アンダーで逆転勝ち。今季2勝目、通算7勝目を挙げた。藤本麻子、イ・ミニョン(韓国)が1打差の2位。畑岡奈紗は通算6アンダー6位にとどまり、史上2人目の3週連続優勝はならなかった。

 ドタバタの優勝劇だった。吉田が首位に1打差で迎えた13番。ピン5メートルに乗ったボールを拾い上げた川口大二キャディー(41)が、ボールをマーカーの後方に置いた後、あろうことかマーカーを拾い上げてしまった。

 この行為で吉田は1打罰を科され、ボギーに。優勝争いの真っただ中で、パートナーの犯したボーンヘッド。「経験のないことだったので、どう気持ちを持っていったらいいのか。優勝争いでよし行くぞ、というところで途切れてしまった。空や森を見て気持ちを落ち着かせようと思いました」とその時の複雑な胸中を明かした。

 だが、過去6勝の実績はダテじゃない。心を整えた17番で3メートルのバーディーパットを沈めると、首位を走っていた藤本が崩れ、最終18番で3メートルのバーディーパットをど真ん中から放り込んで逆転V。「前代未聞でしょ。今日の優勝は本当にびっくり。ナゾですね。私にとっても、キャディーさんにとっても忘れられない優勝になった」とちょっぴり照れくさそうにかみしめた。

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