片山晋呉 3日連続「69」 首位と2打差!逆転Vへ虎視たんたん

 「男子ゴルフ・トップ杯・東海クラシック・第3日」(30日、三好CC=パー72)

 首位から3打差の7位で出た片山晋呉(44)=イーグルポイントGC=が6バーディー、3ボギーで3日連続の69をマークし、通算9アンダーで2打差の5位へと差を詰めた。歴代5位のツアー通算31勝を誇る永久シード選手は、2013年の優勝以外にも3度の2位がある相性の良いコースでの逆転優勝に自信満々だ。首位から出た小平智と金亨成(韓国)がともに70で回り、通算11アンダーで首位を守った。

 コースの攻略法を知っている男は余裕しゃくしゃくだった。片山は「端っこばかりにピンを切っていたので安全な方に打った。パットもいい感じでできていた。予定通り」と満足そうにほほ笑んだ。

 コースとの相性は抜群だ。直近の5年間では優勝した2013年を含め3度もプレーオフに進んでいる。終盤に癖のあるホールが続くコースを苦手にする選手は多いが、「はまればビッグスコアが出る代わりに、誰もがボギー、ダブルボギー、トリプルボギーをたたく可能性がある。じっとしていれば、うまく取れる」。欲を出さず、自然体のプレーで6バーディーを奪った。

 初日から10位、7位、5位と順位を上げてきた。「残りの6ホールは気持ち悪いホールが多いから、トップに立つと最後にばたつく。このコースは追う方がいい。(上位も)僕がいることが嫌でしょ」と最終日の追い上げに自信を見せる。上位選手は、実力者の影におびえながらプレーすることになるかもしれない。

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