藍無念、ラスト全英で予選落ち 有終飾れず…大会直前に父倒れるも「普段通りに」

 「女子ゴルフ・全英リコー女子オープン・第2日」(4日、キングズバーンズ・リンクス=パー72)

 今季限りで引退する宮里藍(32)=サントリー=は74と落とし、通算2オーバーで、4オーバーの堀琴音とともに予選落ちした。70の上原彩子、69で回った鈴木愛と野村敏京の3人が通算4アンダーとし、首位と7打差の21位になった。西山ゆかりは48位、川岸史果は65位で予選を通過。68と伸ばした金寅敬(韓国)が通算11アンダーで首位に立った。

 宮里藍は94位に沈み、予選落ちした。「ゴルフの内容は悪くない。楽しい1週間だった」と締めくくったが、最後の全英は寂しい幕切れとなった。

 15番(パー5)のダブルボギーで万事休した。第2打を右に曲げてラフにつかまり、ピンを狙った第4打はグリーン奥の小川へ落ちた。6打目の絶妙なアプローチはさすがだったが「ああ、この試合は苦しいな」と覚悟せざるを得なかった。

 1日、会場で父の優氏が倒れた。翌日の練習ラウンドから笑顔は絶やさなかったが、影響がなかったはずはない。詳しい容体などは明かさず「淡々と自分のプレーをするだけなので、普段通りに過ごした」と話した。

 残り試合はメジャー最終戦のエビアン選手権(9月14日開幕、フランス)を含めて少なくなってきた。「カチッとかみ合うか、かみ合わないかだけ」と次の戦いを見据えた。

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