松山はメジャー自己最高の2位、8バーディーの猛追及ばずケプカがメジャー初優勝

 ホールアウト後の記者会見で笑顔を見せる松山(撮影・小林信行)
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 「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・最終日」(18日、エリンヒルズGC=パー72)

 海外メジャー初優勝を目指した世界ランキング4位の松山英樹(25)=LEXUS=は8バーディー、2ボギーの66とスコアを伸ばして通算12アンダーと猛追したが、優勝者と4打差でメジャー大会では自己最高となる2位となった。

 世界ランキング22位のブルックス・ケプカ(米国)が通算16アンダーと伸ばし、2015年のフェニックス・オープン以来となる米ツアー2勝目をメジャー初優勝で飾った。ケプカは昨年11月に日本のダンロップ・フェニックスでも優勝している。

 4日間を通じて最も強い風が吹いた中でのラウンド。松山は6打差からの逆転を狙い、通算6アンダー14位から出た。1番パー5は残り286ヤードの第2打でグリーンをとらえ、イーグル狙いからのバーディー。2番パー4はバーディーを逃してのパー。3番パー4はグリーン左手前のフェスキュー(細く長い草)からの第3打を1メートルに寄せてパーをセーブした。

 4番パー4はグリーン左カラーから10メートルを沈め、5番パー4は第2打をピンそばにつけて連続バーディー。この時点で通算9アンダーまで伸ばした。

 6番パー3は第1打が1度グリーンに乗ってから手前にこぼれ、そこからパターを使った第2打がカップ上4メートルにオーバーし、パーパットも外れて、この日初のボギー。7~9番をパーとし、通算8アンダーで後半へ折り返した。

 上位陣のスコア動向を確認しながら、松山は後半も11、12番(ともにパー4)で連続バーディーを奪い通算10アンダー。12番パー3ではグリーン上の谷底のような場所に切られたカップへ2パットで納めてパーとした。

 14番パー5ではグリーン前からの第3打でスピンを利かせ、もう少しでカップイン・イーグルのバーディーとし通算11アンダー。この時点で首位に2打差まで迫った。15番パー4は第1打を左のフェスキューに入れ、そこからグリーンを狙えずに3オン2パットのボギーで通算10アンダー。 しかし、次の16番パー3で松山は第1打をピン右2・5メートルにつけてバーディーを奪い返し、再び通算11アンダーに戻した。17番パー4はグリーン前からの第3打を1メートルに寄せてパーセーブした。

 最終18番は最長681ヤードのパー5。松山はフェアウエーから残り305ヤードの第2打をフォローの風に乗せてグリーン右に運び、第3打を1メートルに寄せて、この日8個目のバーディーを奪った。

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