松山英樹 5打差好発進 米ツアー初Vの地で復調気配「少しでも上位にいきたい」

 「米男子ゴルフ・メモリアルトーナメント・第1日」(1日、ミュアフィールドビレッジGC=パー72)

 14年大会覇者の松山英樹(25)=LEXUS=は5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70で回り、首位と5打差の13位につけた。石川遼(25)=CASIO=は73で48位。池田勇太は78で109位と出遅れた。ダビド・リングメルト(スウェーデン)、ジェーソン・ダフナー(米国)が65でトップに並び、ジョーダン・スピース(米国)ら2人が1打差で続いた。(米オハイオ州ダブリン テッド・ムース)

 米ツアー初優勝を飾った舞台で、松山が好発進を決めた。この大会で過去10ラウンドの平均スコアは69・80。10ラウンド以上回った選手では唯一の60台とコースとの相性は抜群だ。

 大会前から「調子は最悪」と嘆いていた。6番で第2打を池に入れるなど前半は2オーバー。しかし、後半に14番から3連続バーディーを奪うなど盛り返した。ようやくショットが復調気配を見せ、パターを前戦まで使っていたマレット型から本来のブレード型に戻したのも奏功した。

 「スコア的にそんなに出遅れなかったのは良かった。しっかりと戻せた」と手応え。「いいきっかけを見つけて、少しでも上位にいきたい」と3年ぶりの優勝、そして2週後に迫る全米オープンをにらんだ。

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