14歳・久常、堂々の最年少V 超新星誕生!18H一発勝負で「66」

 笑顔で記念写真に納まる、優勝した久常涼(左)とベストシニアの赤木和彦
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 「デイリー主催・トップアマゴルフトーナメント」(12日、高松CC=パー70)

 超新星が誕生した。初日が悪天候で中止になり、決勝ラウンド18ホールのスコアで争われた。岡山・津山東中3年・久常涼(14)=湯郷石橋GC=が、通算4アンダーの66で回って大会最年少優勝を果たした。1打差の2位に谷本伊知郎。3位に井関剛義、田中政佳、小川貴大、加藤祐紀が入った。

 美しく咲き誇る桜の前で、ブレザーに袖を通す姿が初々しい。第40回の記念大会。全国から集う歴戦の強豪を抑えて、14歳の久常が大会史上最年少チャンピオンの座に就いた。

 「数々のタイトルを取った方々に勝てたことは、今後につながります。本当にうれしいです」。仲間たちから祝福され、少し照れながら喜びをかみしめた。

 1番でバーディー発進。しかし、続く2、3番では3メートルのバーディーパットを外した。「今日はダメかなあ…」。そんな不安も頭をよぎったが、6番パー5で流れを変えた。7メートルの下りスライスを沈めてバーディー。勢いに乗った。ボギーは8番だけ。9、13、15番もバーディーで4アンダーの66をマーク。堂々とトップでゴールを駆け抜けた。

 岡山県出身で現在、津山東中3年。3歳から両親に連れられ、練習場でクラブを振るようになった。小学1年から本格的に取り組み、昨年は岡山県アマで優勝。男子プロツアー「HONMA TOURWORLD CUP」にも出場。頭角を現してきた。

 172センチで65キロ。どっしりとした下半身。腕も太く、育ち盛りの肉体はパワーに満ちている。すでにドライバーの平均飛距離は280ヤード。限りない可能性を秘めた大器だ。

 10代での優勝は第24回の17歳・片岡秀文(当時・作陽高2年)以来の快挙。目標にする選手は松山英樹という14歳。「自分も将来は松山さんのように世界で戦える選手になりたい」と目を輝かせた。

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