「女子ゴルフ・スタジオアリス女子・第２日」（８日、花屋敷ＧＣよかわ＝パー７２）

　３７位からスタートした原江里菜（２９）＝ＮＥＣ＝が６連続を含む８バーディーに１イーグル、２ボギーでベストスコア６４をマークし、通算７アンダーとして、首位と４打差の２位に浮上した。申ジエ（韓国）が６打スコアを伸ばして、通算１１アンダーで首位を守った。

　６連続バーディーに１イーグル。原が６４で回り、３７位から２位に急浮上した。この日のベストスコアもマークし「楽しかった。今日はショットが良くて気持ちいいラウンドでした」と笑みがこぼれた。

　体を開かず頭を残し、長いインパクトで球をとらえることに集中した。４番からはショットが５０センチ～２メートルに次々とつき、１５メートルが決まったホールもあって６連続バーディー。１７番パー４では残り１５５ヤードを７番アイアンでカップインさせてイーグルを奪った。

　今季は開幕から３戦連続予選落ちで、前週の４０位が最高と、波に乗れていなかった。「スイングのリズムを速くして体が開かないよう」をテーマにオフに合宿したものの、結果が伴わなかった。もんもんとして酒量も増えた。「まあ、やけ酒でしたね」。結果が出なかったことで方向転換し、元のゆっくりとしたリズムで今週に向けて調整した。

　０８年のＮＥＣ軽井沢７２でプロ初勝利を挙げ、１５年の大東建託・いい部屋ネットレディースで２勝目。「今までの私だったら優勝のチャンス、って思うけど、明日はここ最近で一番いい最終日になれば、それでいいと思っている。大たたきしないように」。ツアー３勝目を狙える位置につけても、あくまで自然体だった。