高松市出身の女子プロゴルファー・森田遥（２０）＝フリー＝が２５日、高松市内のホテルで記者会見を行った。日本ツアー参戦２年目を迎えて「去年できなかった１勝をしたい」と意気込みを語った。開幕戦の「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」（３月２～５日、琉球ゴルフ倶楽部）から目標達成に挑む。

　さらに大きく飛躍する。間近に迫る２０１７年シーズンの開幕。森田のチャレンジが始まる。

　昨年から日本ツアーに本格参戦。２位になった「ニッポンハムレディスクラシック」をはじめ、１０位以内に７度入る活躍を見せた。賞金ランクは約３９６９万円で２５位。今季のシード権を獲得した。

　タフな戦いの中でつかんだ自信、そして反省がある。１年間のプレーをしっかり整理して、オフの期間はレベルアップへ向けての基礎作りに取り組んだ。

　まず第一に、フィジカルの強化。昨シーズン終了時、５３キロだった体重を５キロアップするプランを立てた。連戦で疲労が蓄積した時「球の重みに違いが出る」と説明。食事メニューを細かく決めて、１日に取る回数を間食を含め５、６回に設定。目標の５８キロに近づいてきた。

　そして、技術面でも改善を試みた。「去年はパーオン率（６６位）が悪かった」と、要所でスコアメークに苦しんだ。課題となるショットの正確性の向上を目指して練習を重ねた。平均パット数はトップ選手と引けを取らない９位。ショット、パットがうまくかみ合えば、昨年以上の活躍が期待できる。

　２６日に沖縄入り。今季初戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」へ向けて最終調整を行っている。昨年は同大会で７位に入る奮闘を見せた。「今年もいい滑り出しをしたいです」と意気込む。そして、２０１７年シーズンへ向けて「納得できるプレーをしたいです。去年できなかった１勝ができるように」と力を込めた。