ラブリン鈴木 首位浮上 被災地に元気を送るためにも今季3勝目へ

 「女子ゴルフ・マスターズGCレディース・第2日」(21日、マスターズGC=パー72)

 4位から出た鈴木愛(22)=セールスフォース=が7バーディー、ノーボギーの65をマーク。初日からトップの笠りつ子(28)=京セラ=は67で回り、2人が通算14アンダーの首位に並んだ。笠は賞金ランク3位(約1億1074万円)で、鈴木は同4位(約1億147万円)。最終日最終組で直接対決し、ともに優勝すれば日本人トップとなるランク2位に浮上する。

 「愛」と「鈴」の音をとって「ゴルフ界のラブリン」。得意クラブは?と問われれば、鈴木の答えは迷わず「パター」。初日から3パットは一度もない。

 加えて、この日は「ショットの調子がいきなりよくなって、ドライバーショットがラフに入ったのは1回だけ。アイアンショットも久しぶりに思ったところへ打てました」。難易度1位の最終18番では第2打をピンそば1メートルにつけてバーディー締め。ベストスコア65をマークした。

 鈴木が目指すのは「まず1億2000万円突破と賞金ランク日本人トップ」。だから「ボミさん、ジエさんのは全然見てないけど、笠さんの獲得金額は常にチェックしています。今だいたい900万円差ですよね?」と把握している。

 21日の鳥取中部地震に心を痛めた。「高校時代に住んでいたとこ(倉吉市)が震源地だったんです。ニュースの映像見たら知っている場所ばかりで…」。被災地に元気を送るためにも今季3勝目へ闘志を燃やしている。

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