勇太 好機逃しV逸 最終痛恨ボギーで2位 悲願賞金王へ巻き返し誓う

 「男子ゴルフ・ANAオープン・最終日」(18日、札幌GC輪厚=パー72)

 4位から出た池田勇太(30)=日清食品=が8バーディー、3ボギーの67で回り、通算17アンダーで2位になった。最終18番でボギーをたたき、トップに1打及ばなかった。首位から出たブレンダン・ジョーンズ(41)=オーストラリア=が通算18アンダーで3季ぶりの通算14勝目を挙げた。石川遼(25)=CASIO=は3位に終わり、大会2連覇はならなかった。

 池田が大きなチャンスを逃した。トップ争いで一時は優位に立ちながら、最終ホールのボギーで2位に沈む展開。「すべて自分のミス。下手なだけ。言い訳もない」と無念の表情だった。

 立ち上がりからプレーがかみ合い、16番でこの日8個目のバーディーを奪取した。しかし、18番パー4でティーショットを右バンカーに打ち込み、第3打もピンに寄せ切れず、2・5メートルのパーパットは右にそれた。

 それでも1桁順位は約4カ月ぶりだ。夏場はメジャーの全英オープンと全米プロ、リオ五輪と海外での戦いが続いた。蓄積された疲労も抜けて「戦える状態にはなってきている」と手応えはある。

 過去14勝のうち、9月以降にマークしたのは8勝と「秋の陣」を得意とする。目指すは悲願の賞金王。「上位に入っても優勝しなければ何の意味もない。ここから上げていかないと」と巻き返しに気合は十分だった。

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