【舩越園子の目】松山14位「最後のハーフでいい位置へ」

 「米男子ゴルフ・プレーオフ第3戦、BMW選手権・第2日」(9日、クルックドスティックGC=パー72)

 プレーオフ4試合に突入してからの松山英樹は以前より、いら立って見える。第1戦のバークレイズは予選落ち。不調でいら立つのならうなずけるが、次戦のドイツ銀行選手権は15位、今週のBMW選手権は暫定6位で発進し、2日目はやや後退したとはいえ堂々14位。だが、表情はさえない。

 いやいや順位より、ショットに好感触が得られない日々が続いていることにいら立っている様子。松山自身の感触の問題ゆえ、眺めているだけでは彼が満足しているのか、いないのか、分かりようがない。「良くなってきたかな?」と思っても、彼のスタンダードでは「全然良くない」となり、最近は首をかしげ続ける日々だった。

 どうやら松山自身も混乱している様子。「いい感じでいきそうなところでミスしたり。どうしたらいいか分からない。最後の方は、とりあえず打っておこうかなって感じ」。闇の中にいれば、いら立ちもするだろう。だが、そんな中でもスコアリングを崩さないところは、さすがだ。「あと1・5ラウンドでスコアを伸ばして、最後のハーフでいい位置へ行ければ」と、道筋もちゃんと立てた上で模索するところがプロフェッショナル。

 あとは感触と笑顔が戻れば、完璧だ。(在米ゴルフジャーナリスト)

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