宮里藍 首位タイ 67で久々好発進

 「米女子ゴルフ・起亜クラシック・第1日」(24日、アビアラGC=パー72)

 宮里藍(30)=サントリー=が1イーグル、3バーディー、ボギーなしの67をマークし、朴仁妃(韓国)、ブリタニー・ラング(米国)、ジョディ・エワート(英国)と並んで首位発進した。野村敏京は3バーディー、1ボギーの70で回って14位。横峯さくらは71で26位、宮里美香は73で56位だった。上原彩子は77と崩れ、118位と出遅れた。

 1番で2メートル半のパーパットを沈めた。「出だしからいいストロークで真ん中から入ってくれた。気持ち良くスタートできた」と宮里藍。2番では5メートルのフックラインを読み切ってバーディーを奪い、波に乗った。

 5番も2メートル半の長さを決めて伸ばし、パー5の10番では残り52ヤードの第3打が直接入るイーグル。パット数27、ボギーなしのラウンドに「ほとんどミスはなかった」と手応えを語った。

 今大会前にパターのロフト角(フェース面の傾き)を2度加えた。前週、予選落ちした後にコーチらと話している中で傾きが足りないと気づき、クラブを調整。するとボールの転がりが良くなったという。その好感触を早速コースで発揮した。

 1月からここまで5戦の戦績は50位台が4度と予選落ちが1度。67はシーズン最少スコアだ。不振だった昨季も何度か70を切ったものの、安定感を欠いた。今季の目標に4季ぶりのツアー優勝を掲げる30歳。「過度な期待をすると裏目に出る。しっかりと我慢しながらやっていきたい」と気持ちを引き締めた。

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