松森3位健闘 安定感向上、初V見えた

 「女子ゴルフ・ダイキンオーキッドレディース・最終日」(6日、琉球GC=パー72)

 最終日最終組の松森彩夏(21)=スターツ=が2バーディー、2ボギーの72で回り、通算4アンダーで3位に踏みとどまる健闘を見せた。2位から出たテレサ・ルー(28)=台湾=が68をマークし、通算8アンダーで29回目の大会初の2連覇を果たした。2位は通算5アンダーの笠りつ子(28)=京セラ。西山ゆかり(33)=アマダホールディングス=は通算4アンダーの3位に入った。

 初優勝、秒読み段階を感じさせる4日間だった。初日に6アンダーで首位に立った松森は、2日目こそスコアを2打落としたが、3日目はイーブンパー、この日もパープレーと踏ん張って開幕戦を3位で終えた。

 昨年はトップ10が5度あったものの、今大会を含め予選落ちが18度と安定感に欠けていた。4日間大会を常に上位で乗り切ったことは大きな成長だ。

 本人も「粘る力がついたかな」と手応え。だが「シーズンを通して体調を維持できるか。(技術的には)パットのタッチや、風の日の距離感」を課題に挙げた。

 世界を広げる意味もあり、今回からキャディーにニュージーランド出身のジョン・ベネット氏(44)を起用。「7個くらい英語を覚えました。hangover(ハングオーバー)が二日酔いですね」と笑わせた。

 ギャラリーの多い18番で、出場選手中最多となる14個目のバーディーを奪ってフィニッシュとスター性も爆発力も持つ松森の、ここからが楽しみだ。

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