松山英樹ツアー総合Vへ「優勝したい」
「米男子ゴルフ・プレーオフ第3戦・BMW選手権・最終日」(20日、コンウェーファームズGC=パー71)
18位から出た松山英樹(23)=レクサス=は6バーディー、1ボギーの66と伸ばし、通算13アンダーで7位だった。これでポイントランキングは15位となり、30人までが進む次週の最終戦・ツアー選手権(24~27日、米ジョージア州)に2年連続で出場する。ジェーソン・デー(オーストラリア)が69で回り、通算22アンダーで2位に6打差をつけ圧勝。初日からの首位を守る完全優勝だった。
松山が好調さを取り戻して、ボーナス賞金1000万ドル(12億円)のツアー総合優勝がかかる最終戦に乗り込む。「やっぱり優勝したい。それに向けて、今週のゴルフはすごくよかった」と自信を取り戻した。
最終日は出だしからショットが好調。1番パー4は残り128ヤードをピッチングウエッジで10センチにつけ、タップインバーディー。3番パー4も1・5メートルに止めた。後半ではパッティングが上り調子に。特に上がり3ホールでは、16番で4メートル、17番も1・5メートルを沈めてパーセーブ。18番は3メートルを流し込むように決めてバーディーで締めくくった。トップテンは6月のメモリアル・トーナメント以来約3カ月半ぶりで今季9度目だ。
「ミスしてもうまくリカバリーできた。いいストロークが格段に増えている。気分良く来週に向かっていける」と手応えを口にした。
プレーオフ第3戦が終わり、ポイントランクの上位3人はデー、ジョーダン・スピース(米国)、リッキー・ファウラー(同)と、同世代の20代が占めた。「10億円以上ってのは魅力ですけど、それはあんまり気にしないように。やっぱり優勝がほしい」。今季初優勝を飾るには、これ以上ない舞台だ。





