勇太、亡き祖父に捧げる今季初勝利

 「ライザップ・KBCオーガスタ・最終日」(30日、芥屋GC=パー72)

 1イーグル、8バーディー、4ボギーの66で回った池田勇太(29)=日清食品=が初日からの首位を守り抜き、通算20アンダーで今季初勝利、昨年の日本オープン以来となるツアー通算13勝目を挙げた。5打差の2位は小田孔明(37)=プレナス。ツアー3戦目での初優勝を目指した池村寛世(20)=フリー=は74とスコアを落とし、通算11アンダーの13位に終わった。

 男子ゴルフのファン拡大へ、選手会長自らこん身の一打で優勝をもぎ取った。池田は13番でリーダーズボードを見て、2位・小田孔に対しての2打リードを確認、14番のティーグラウンドに向かった。

 ピンまで実測315ヤードのパー4。前日はグリーン奥にこぼしたため、この日は「ドライバーを普通に振って、高い球で落とそう」とマネジメント。これが計算通りに手前ラフからグリーンを駆け上がり、ピン右1メートルに1オンした。

 パットもきっちり沈めてイーグルを奪い、「男子っぽさを見せられた」と、ファンに猛アピール。同時に「これで孔明さんがバーディー、バーディーと来たとしても(逃げ切れる)と、考えましたね」と優勝を確信した。

 最終18番もバーディーで締めくくり、今季初Vは自身3度目となる初日から首位を譲らない完全優勝となった。池田は「やっとスタートを切ったという感じ」と笑顔を見せた。

 今年5月、池田をゴルフの道へ導いてくれた祖父・直芳さんが死去した。「誰もいない家で、仏壇と話をしたり、その前で寝たりもした」と、祖父の面影を追いつつ、ゴルフでのいい報告ができることを誓ってもいた。

 「おふくろやばあちゃんも、みんなに笑顔が戻ってくるだろうな」と家族思いの顔をのぞかせた池田。今季の目標に「最多勝と賞金王」を掲げており、この1勝で「さっさと2勝目を挙げて、上に行くことだけ考える」と、本来の自信も完全に取り戻した。

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