成田63で首位発進“草食系”で好結果

 「サントリーレディース・第1日」(11日、六甲国際GC=パー72)

 今季2勝目を狙う成田美寿々(22)=オンワードホールディングス=が9バーディー、ボギーなし、ツアー自己ベストの63で回り、9アンダーで首位発進した。3打差の2位にアン・ソンジュ(韓国)。4年ぶり参戦となったホステスプロの宮里藍(29)=サントリー=は1アンダーで26位、アマチュアの勝みなみ(16)=鹿児島高2年=は2オーバーの72位と出遅れた。

 成田は入るのを確信した。最終18番、3メートルのバーディーパットがカップに落ちる前に、右拳を握った。連続バーディー締めでぶっちぎりの9アンダー、自己ベスト63をたたき出した。

 「締めのパットが頑張ってくれた」と、打ち出の小づち状態だ。前半11番で3メートル、12番で1メートル、13番で6メートルと次々に決め、勢いづいた。14番で1メートル、15番も4メートルを沈め5連続バーディーを奪った。

 今季は「ガツガツ行かない」をテーマに“草食系”に変身。「バーディーが欲しいとイライラしてた時、キャディーさんに言われフワッとした感じで打ったら力みなくできた。狙うのでなくバーディーは結果」と精神面の安定が好結果を呼ぶ。

 所属先が同じ菊地絵理香と同組でペアルックを披露した。「昨日、一緒にしようってエリカ様と。たまにはいいよね」と22歳の乙女は気分も乗り乗りだ。

 狙うは今季2勝目と全英リコー女子オープン(7月30日~8月2日)の切符。「全英にも優勝しないと出られない。気合入ってます。でもガツガツしない」と“肉食系封印”を自らに言い聞かせた。

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