森田、女王奪回へ8バーディー開幕2位

 「ダイキン・オーキッド・レディース・最終日」(8日、琉球GC=パー72)

 4位から出た森田理香子(25)=リコー=が8バーディー、2ボギーの66を出し、通算10アンダーで2位に入った。優勝には届かなかったが、2年ぶりの賞金女王奪回へ好スタートを切った。1打差の2位から出たテレサ・ルー(27)=台湾=が7バーディー、ノーボギーの65で回り、通算14アンダーで逆転優勝した。ツアー通算5勝目。首位から出た穴井詩(27)=GOLF5=は3位、川満陽香理(27)=GOLF5=は4位に終わった。

 雲の合間から明るい日差しが降り注いだ。その光の帯の中で森田が最終18番もバーディーフィニッシュ。ギャラリーから大きな拍手を浴び、心地よさそうにほほ笑んだ。

 通算4アンダーの4位でスタート。首位とは4打差あったが、1番で80センチのバーディーパットを沈めると、2番は119ヤードの第2打を50センチにつけるスーパーショットで連続バーディーを奪う。6番も1メートルにピタリとつけ、終わってみれば出場選手中最多8個のバーディーをマークした。

 一昨年の賞金女王も昨季は1勝しか挙げられずランク16位に後退した。“女王復権”を懸ける今季へ向け、オフは年明けから米フロリダで1カ月以上みっちりとトレーニングや練習をこなした。

 パッティングの握りも5年ぶりにクロスハンドに変えた。「今日はとりあえずパープレーでいいかなと思っていたので出来すぎ。クロスハンドは2月くらいからです。昔やっていたので、このまま続けていくつもり」と、手応えを口にした。

 師匠・岡本綾子の存在が背中を押してくれる。体調を崩して自宅療養中だが、折に触れて電話をし、声を聞く。「岡本さんはいつも優しい声をかけてくださる。電話したりして、つながっていると思うと安心できます」。アン・ソンジュ、イ・ボミ、申ジエ、テレサ・ルーの“外国人4天王”の勢いを止める一番手は和製エース森田。とりあえずスタートは順調だ。

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