井戸木&倉本が通算12アンダーで首位
「日本シニアオープン・第3日」(1日、小野グランドCC=パー72)
3位から出た昨年の全米プロシニア選手権優勝の井戸木鴻樹(52)=小野東洋GC=が6バーディー、1ボギーの67をマーク、通算12アンダーに伸ばし、トップから出て71で回った2010年大会覇者の倉本昌弘(59)=フリー=と首位で並んだ。3打差の3位に大会2連覇を狙う室田淳(59)と、日本プロシニア優勝の尾崎直道(58)が続いた。前日2位の奥田靖己(54)は76とスコアを落として7位に後退した。
倉本、井戸木の一騎打ちの様相を呈してきた。倉本は前半スコアを一つ落としたが、後半は2バーディー、ノーボギー。4年ぶりの優勝を狙う日本プロゴルフ協会の会長は「前半くだらないミスをしたけど崩れないでこられている。自分なりにいいゴルフができている」と満足顔だった。
一方、スコアを五つ伸ばした井戸木は「ショットがあまり良くなかった」と言うものの、パットがさえた。最終日の2日に53歳となる全米プロシニアチャンピオンは「会長優勝か、誕生日優勝か。勝負してきます」と笑顔で意気込んだ。