森田66で単独首位発進 距離感ピタリ

 「ヤマハレディース・第1日」(3日、葛城GC山名C=パー72)

 昨年の賞金女王、森田理香子(24)=リコー=が7バーディー、1ボギーの6アンダー66を出して単独首位に立った。6バーディー、1ボギーの67で回った藤田幸希が2位。前週アクサレディースで初優勝した渡辺彩香が4アンダーで4位。昨年優勝の比嘉真美子は1オーバー37位と出遅れた。

 切れ味鋭いスタートダッシュだった。森田はインスタートの13、14番で1メートルを沈めると、早くも“ゾーン”に入った。15番パー5は第2打をグリーン手前まで運んで3ホール連続バーディー。この日一番、大ギャラリーを沸かせた。

 「今日はすごく距離感がよかった」。好スコアの要因として真っ先にアイアンの縦の距離を上げた。この日は風の計算が難しかったが、向かい風のホールで番手をひとつ上げる思い切りのよさが奏功した。14番は残り138ヤードで通常9Iのところを7Iで打ち、見事ピン1メートルに止めた。

 「アゲンストホールで番手を上げて打ったら、距離がピタリと合ってくれた。こういうクラブ操作は嫌いじゃないです」

 昨年は賞金女王になったが、横峯さくらとの争いが最終戦までもつれた。開幕戦Vから3、2位と好発進も今大会の6位以降15、26位、予選落ちと足踏みしたのが一因だった。その苦い経験を無駄にはしない。

 「去年はがむしゃらだったけど、今年は体を休めながら試合に出ているから調子が落ちるイメージはない。4日間大会は真の実力者が勝つといわれるので、優勝を目指したい」。2年連続賞金女王へ今年は手綱を緩めない。

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