LOトンプソン“代表引退試合”はNO!日本歴代最多出場更新へ
「ラグビーW杯・準々決勝、日本-南アフリカ」(20日、味の素スタジアム)
ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC=49)は18日、W杯準々決勝南アフリカ戦(20日・味スタ)に臨む試合登録メンバーを発表した。
負ければ、そのノーサイドの笛が日の丸との別れを意味する。今季限りでの現役引退を表明しており、W杯は4度目の今大会が最後。先発出場が決まったロックのトンプソンは「負けたら最後の試合になる。だから勝ちたい。それだけに集中してます」と柔和な笑みを浮かべながら強い決意を口にした。
ニュージーランドから日本にきて16年。「まさかラグビーを今でもやっているとは」と笑う38歳は、初めてたどり着いた準々決勝の舞台にも「8強は本当に特別だけど、ただ振り返ってる暇はない。今は前だけを見つめている」と、浮き足立つことはない。
日本選手通算最多出場記録をさらに更新する14試合目の相手は南アフリカ。4年前の“ブライトンの奇跡”も経験しているベテランは、今のチームにもその力はあると言い切る。「自信を持ってます、このチームは。(負けた9月の試合とは)まったく別のチーム。自分たちのやることをやれば、勝つ確率は上がる」。日本ラグビーを支えてきた“鉄人”が迎えた最高の花道。まだ終わらせない。




