日本ラグビーはオールブラックスやアルゼンチン似 南アフリカのコーチが分析

 「ラグビーW杯・準々決勝、日本-南アフリカ」(20日、味の素スタジアム)

 南アフリカのアシスタントコーチを務めるズワンディル・スティック氏とCTBルカニョ・アムが15日、都内での会見に出席した。躍進した日本を強豪国にたとえることはできるか、との質問にスティックコーチはニュージーランド(オールブラックス)やアルゼンチンの名を挙げて分析した。

 従来、日本はティア2と呼ばれるW杯でなかなか上位進出を果たせない国、という位置づけで見られていた。南アフリカやニュージーランド、イングランドなど、W杯優勝経験のある国や上位の常連国はティア1と呼ばれ、日本などティア2の各チームは追いつくべく奮闘してきた。

 日本について「ティア2の国としては見ず、世界7位の強国として試合に挑もうと思っています」と評価。スティックコーチは、そのプレースタイルについて、「ニュージーランドのトニー・ブラウン選手(現在は日本のコーチ)を中心にオールブラックスに似たような展開ラグビーをしてくることが多いんじゃないかなと思います」と分析した。さらに、「日本のプレーはアルゼンチンを思い起こさせます。ボールがしっかり手についた攻撃はアルゼンチンの攻撃特有、似ているんじゃないかと思います」とも付け加えた。

 ただ、「そちらに対して、南アフリカはディフェンスをしっかり対策していこうかなと思います」と冷静に語った。アムもW杯前に行われた9月6日のテストマッチ(41-7で南アフリカが勝利)と比較して「日本が成長していることは目に見えています。状況に合わせてこちらからのプレッシャーの与え方やディフェンスの仕方を変えていこうと思っています。強いジャパンに対して、こちらができるだけコントロールをできるように試合展開を進めていきます」と抱負を述べた。

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