ラグビー代表に新秘策?南アフリカ戦で“言葉責め”トンプソン放送禁止級の悪口伝授

ラグビー日本代表が練習。ロックのファンデルバルト(中)、トンプソン(右)ら屈強FW陣
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 「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本-南アフリカ」(6日、熊谷ラグビー場)

 ラグビー日本代表は3日、都内で南アフリカ戦(6日・熊谷)に向けて、報道陣に冒頭15分のみ公開して調整。南ア対策に向けた戦術を確認した。その一方で、南アフリカ出身のロック、ビンピー・ファンデルバルト(30)=NTTドコモ=によると、ロックのトンプソン・ルーク(38)=近鉄=が南アフリカの公用語アフリカーンス語による放送禁止用語相当の悪口を選手に伝授したことを明かした。力勝負することはもちろん、“言葉責め”も駆使して、貴重な予行演習の場とする。

 ニュージーランド出身のトンプソンだが、アフリカーンス語の悪口は知っていた。ファンデルバルトは苦笑いしながら、前日の光景を説明した。

 「きのうの練習でトモさん(トンプソン)が、アフリカーンス語で悪い言葉を言っていて、何人かそういう言葉を覚えていた」

 佐藤通訳は「『ピー』の入るやつです」と補足する。放送してはいけない。ここに書いてもいけない。南アフリカ戦に向けて、一部の選手の中で極悪危険な言葉が伝授されていたのだった。

 W杯への試金石として位置づけられる一戦。SH流大(サントリー)は「(南アは)セットプレーもフィジカルも強い。でもフィットネスは日本の方が上。スピードのある展開をする」と話す。パワーに対してスピードと持久力で勝負する図式は、W杯で対戦する全チームと同じ。南アを相手に日本の現在地を知る目的がある。

 もう一つ、必要なのが試合の上での“駆け引き”。たかが悪口、されど悪口。相手のペースを乱せるなら、“言葉責め”も立派な1つの大きな武器になるのだ。

 ファンデルバルトは「南アの選手はみんなアフリカーンス語でコミュニケーションをとる。自分は間違いなく役に立つ」と言う。スピード+持久力+言葉責め。マイクで拾われたら困る「ピー」の入る言葉で責め立てる。

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