リーチ“8強以降の心構え”オールブラックス経験者に請う「ひと言もらいたい」
ラグビーW杯で史上初めてベスト8進出を決めた日本代表のリーチ・マイケル主将(31)が14日、横浜市内でスコットランド戦から一夜明けての心境を語った。出身地ニュージーランドの代表「オールブラックス」を経験している人から、準々決勝以降に挑む心構えを聞きたいと明かした。
準々決勝は20日に南アフリカと対戦する。負ければ終わりのノックアウトステージ(決勝トーナメント)の戦いは日本代表にとっては未知の領域になる上、どの国もティア1と呼ばれる強豪ばかり。1次リーグのアイルランド戦、スコットランド戦以上の激闘となることは必至だ。
その中で、どういう心構えで戦うかという点について、リーチは「これから勉強していきたいなと思います」と明かした。ニュージーランド出身で日本国籍を取得したリーチは、「僕のラグビーの歴史(ラグビー選手としてのキャリア)の中で一緒に戦ってきた人、オールブラックスもたくさんいて」と切り出し、リチャード・カフイ(東芝のチームメート、ニュージーランド代表キャップ17)らの名を挙げながら、「そういう人たちに、どうやって過ごしたか、どういうことを大事にしてきたか、ひと言もらいたいなと思います」と教えを請う考えでいる。
ベスト8が大きな目標だっただけに、新たな目標を立てて気持ちを奮い立たせる必要を感じている様子のリーチは、「正直、メンタリティとか、大事になってくると思います。今は日本開催で、僕たちは日本にもう1回いい試合を見せたいという気持ちが一番強い。もう1度チャンスを得たことを選手たちは喜んでいます」と決意を新たにしていた。