姫野、挑み勝った 次世代のリーダーが躍動「優勝を目指す」

 「ラグビーW杯、1次リーグA組、日本28-21スコットランド」(13日、日産スタジアム)

 A組は世界ランキング8位の日本が28-21で同9位のスコットランドを破り、4連勝の同組1位で初の8強入りを決めた。20日の準々決勝で、B組2位の南アフリカと4強入りを懸けて激突する。

 タックルをかまし、ボールを抱えて相手を吹っ飛ばした。ナンバー8姫野がこの日も燃えた。「本当に最高のひとこと。ここを突破するために、4年間ハードワークをしてきた。優勝を目指してやっていきたい」。あと3勝、最高のフィナーレを-。次世代のリーダーが誓いを立てた。

 前線で戦う体は、百獣の王ライオンのようなマインドに支えられている。ニュージーランド(NZ)遠征を控えた3月の合宿で、メンタルコーチの講話に心を止めた。印象に残った言葉の一つが「臆病に生きるぐらいなら、挑み続けて死にたい」。厳しい場面で、どう振る舞うかを考えるきっかけとなった。

 前回大会のスコットランド戦での痛恨の敗戦を、帝京大3年だった当時は大学の寮でテレビ観戦した。「当時の日本代表から勇気や感動をもらった」と代表入りを強く意識した。今では代表に不可欠な存在。8強入りを決めたこの一戦でも、勇敢に体を張り続ける姫野がいた。

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