アイルランド 数的不利はねのけ1次リーグ突破 ベスト主将「日本戦の敗北を反省」

 サモアに勝利しタッチを交わすベスト(中央)らアイルランドの選手たち=レベルファイブスタジアム
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 「ラグビーW杯、1次リーグA組、アイルランド47-5サモア」(12日、レベルファイブスタジアム)

 日本のライバル・アイルランドがレッドカードによる退場者を出しながらも、7トライを奪って完勝。日本よりも一足早く、3大会連続となる決勝トーナメント進出を決めた。

 日本にまさかの敗戦を喫しながら、見事に巻き返した。フッカーのベスト主将は「日本に敗戦後、(勝ち点で)10ポイントあれば(1次リーグを)通過できると分かっており、選手たちは気合を入れていた」と満足そうに振り返った。

 開始わずか3分。ベスト主将のトライで先制すると、その後もサモアを圧倒。20分までに3トライを奪って、着々とリードを広げた。

 ところが前半28分に思わぬ出来事が待っていた。CTBのアキが頭部への危険なタックルで一発退場、試合の半分以上を1人少ない14人で戦うことを強いられた。しかし、数的不利はみじんも感じさせなかった。前半終了間際に大黒柱のSOセクストンのトライで、4トライとなり、ボーナスポイントもゲットした。後半も3トライを加えての完勝。14人になってからはサモアに得点を許さなかった。

 ベスト主将は「過去にもレッドカードで1人少なくなったことはあったし、今回も最終的にはパニックに陥らず対応できた」と胸を張った。

 最終的な順位は13日の日本-スコットランドの結果に委ねられるが、準々決勝は1位通過なら南アフリカと、2位ならニュージーランドと、いずれも優勝候補との対決が待っている。「(日本戦での)敗北を反省し、自慢できるプレーができなかったのが原因と分かっていた」とベスト主将。日本戦での敗北を糧に、悲願の頂点を目指す。

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