「ラグビーＷ杯、１次リーグＡ組、日本－スコットランド」（１３日、日産スタジアム）

　日本を勝ち点４差で追うスコットランドにとっては、８強進出には勝利が最低条件。欧州６カ国対抗で２０１６、１７年に最優秀選手に輝いたＦＢホッグは「自分だけでなく多くの選手にとって、人生で最大の試合になるかもしれない」と並々ならぬ意欲を口にする。

　黒星発進から２連勝し、最後に最も力が拮抗（きっこう）して似たスタイルを志向する日本と顔を合わせる。タウンゼンド監督は「日本はハイテンポなプレーと素早い球出しに関しては世界でトップクラス。比較されるのは光栄だ」と敬意。ＳＨレイドローは「日本の攻撃力を考えれば、まずは何よりも防御が重要になる」と分析する。

　台風が過ぎても強風などの影響が残る可能性がある。１２日に３４歳の誕生日を迎えたレイドローは「スコットランド育ちの僕たちは悪天候に慣れている。どんな状況にも対応できるようにゲームプランを用意してきた」と余裕を漂わせた。