「ラグビーＷ杯・１次リーグＡ組、サモア３４－９ロシア」（２４日、熊谷ラグビー場）

　サモアの強みと弱みが前後半でくっきりと浮かび上がった。前半は反則が多く、２人の一時退場者を出すなど苦戦。５－６とリードを許して迎えた後半は一転して５トライの爆発力を発揮してロシアに逆転勝ちした。ジャクソン監督は「一時的に相手よりも２人少ない１３人となったが、その間に得点を許さなかった。選手を誇りに思う」とたたえた。

　ＷＴＢフィドウが連続トライを挙げるなど、高い得点力を発揮して１試合４トライ以上のボーナスポイント１点も獲得。結果的にロシアから日本を上回る３４点を奪った。

　日本は１０月５日にサモアと対戦する。勢いづかせると怖い相手なのは間違いない。ただ、前半の展開には、はっきりと攻略のヒントが見えた。