リーチ主将、被災地に劇勝届けた「釜石で開催できるまでにどれだけ大変だったか」

 「ラグビー・パシフィックネーションズカップ、日本34-21フィジー」(27日、釜石鵜住居復興スタジアム)

 世界ランキング11位の日本は、同9位のフィジーに快勝し、W杯イヤー初戦を飾った。

 W杯用に約1万の仮設席を備えたスタジアムには1万3135人のファンが詰めかけた。勝利で飾ったリーチ主将は「震災もあって、釜石で開催できるまでにどれだけ大変だったか。僕たちはここで頑張っていいものを伝えたらいいなと思った」。前夜のミーティングはラグビーの話は一切なし。津波で流された小中学校の跡地に立ったスタジアムの由来を話し「(英国の聖地)トゥイッケナムとどっちでプレーしたいか」と問いかけた。「みんなこっちでプレーしたいと話していた」と振り返る。気持ちを一つに、被災地に熱い戦いと勝利を届けた。

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