ロシア陸上個人参加もリオ五輪は狭き門

 組織的なドーピング問題を巡りロシア陸上チームのリオデジャネイロ五輪不参加を決めた国際陸上競技連盟は17日、個人資格で五輪参加を申請できるように規定を変更したと発表した。

 国外を拠点に活動し、ドーピングに関与していないことを明確に証明できる選手に限るとの条件を設定した。ウィーンで開いた理事会後、ロシア調査チームの責任者のルネ・アンデシェン氏は「非常に狭き門だ」と語り、参加できるのは少数になるとの見通しを示した。

 旧ソ連時代からメダルを量産してきた陸上の強豪が原則的に五輪から除外される異常事態。プーチン大統領は、処分継続は「不公平だ」と述べ、国際陸連を非難した。

 アンデシェン氏は、国外の厳格な検査態勢の下で違反がないと証明された選手に参加を限定する方針。国内でも練習してきた女子棒高跳びの世界記録保持者、エレーナ・イシンバエワが参加できるか注目される。

 また、反ドーピングに著しく貢献した選手も五輪参加を申請できることを決めた。

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