東京マラソン規模縮小、一般ランナー抜きで開催へ…「理解」も残る心配と疑問

20年3月1日開催予定の東京マラソンは、感染が広がる新型肺炎の影響を考え、一般参加者の出場なしに規模縮小されることに。状況が状況だけに「やむを得ない」の声がある一方で、今後への心配や疑問も…。

公開日:2020.2.18

五輪の代表争いで注目集まる大会

2020年1月29日デイリースポーツ紙面

 東京マラソン財団は28日、東京五輪代表残り1枠を争うMGCファイナルチャレンジを兼ねて行われる東京マラソン(3月1日・東京都庁~東京駅前)のエントリー選手を発表し、日本記録保持者の大迫傑(28)=ナイキ、前日本記録保持者の設楽悠太(28)=ホンダ、同5位の井上大仁(27)=MHPS=という現役トップ3が名を連ねた。

設楽悠太 1億獲ってハワイ!「5分台なら五輪辞退」揺るがぬ覚悟

 海外勢は2時間2分台が1人、3分台2分、4分台が5人おり、「タイム的に大会史上最高のメンバー」(早野レースディレクター)がそろった。

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新型肺炎感染拡大、当初は「決行」の予定だった

 2月に入り、新型肺炎が中国で大流行。日本でも感染が確認される事態となりましたが、当初は対策を講じた上で「決行」の予定でした。

バナナ

 東京マラソンは現段階では予定通り3月1日に開催する見込み。「中止にはならないのか」などの問い合わせもあり、また、海外からのツアーがキャンセルになったという事例も届いているという。

東京マラソン バナナ1本丸ごと配布 給食は個別包装 新型肺炎対策で検討

 財団は対策チームを作り、情報収集と対応策を検討している。

東京マラソン バナナ1本丸ごと配布 給食は個別包装 新型肺炎対策で検討

 希望者へのマスクの配布や、消毒液の設置、また、給食も個別包装のものに切り替え、バナナも例年は切ってあるものを1本まるごとの配布とするなど、対策を検討している。

東京マラソン バナナ1本丸ごと配布 給食は個別包装 新型肺炎対策で検討

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