開幕前から荒れる春場所!貴乃花親方が巻き起こす“春の嵐”

春場所初日直前の3月9日、内閣府に告発状を出した貴乃花親方。暴行被害を受けた弟子の貴ノ岩は復帰したが、今度は親方自身が“休場”を続けている。貴親方“春の乱”を時系列で追ってみた。

公開日:2018.3.13

春場所初日 渦中の貴ノ岩は復帰戦白星も…

 昨年の秋巡業中に横綱日馬富士(当時)から暴行を受け、頭部の負傷などで九州場所、初場所と休場していた西十両12枚目の貴ノ岩(貴乃花)が3場所ぶりとなる復帰の土俵に立ち、東十両13枚目の翔猿(追手風)に勝利した。
 しこ名が呼び上げられると館内の観衆からは「貴ノ岩~!」と大きな歓声が上がり、勝利の瞬間には大きな拍手がわき上がった。

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貴ノ岩、貴親方 師弟そろって問題行動…鏡山部長「連絡はない」

貴親方“無断欠勤”で場所に現れず

  弟子の復活劇にも貴乃花親方は姿を見せることはなかった。今場所までは役員待遇委員のため本場所は役員室へ出勤するのが通常ながらこの日は一度も現れず、大阪担当部長の鏡山部長(元関脇多賀竜)は「知らない、分からない、連絡はない」と話した。

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場外でも紛糾 志らくは貴親方を擁護「じゃあ、いつ(告発状を)出すんだ」

立川志らく

 落語家の立川志らくは「何も今、場所前に出すべきじゃないと。それは一理ある」と、貴乃花親方側にも非がないわけではないとした上で「じゃあ、いつ出すんだと。場所が終わってから出せば優勝して楽しい時になんてことするんだと言われ、その前はレスリングの問題、その前はオリンピックの時に出したら何だと。出す時期はいつ出したって文句は言われる」

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内閣府が告発状を受理 協会関係者を事情聴取へ

  公益法人を所管する内閣府の梶山弘志担当相は13日、貴乃花親方の告発状を9日付で受理したと明らかにした。閣議後の記者会見で「告発状の指摘を含めて委員会の事務局が調査する」と述べ、協会関係者らから事情を聴くとの見通しを示した。梶山氏は「(協会が)公益法人としての体裁を整えているのかという視点で調査する」と話した。

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