開幕前から荒れる春場所!貴乃花親方が巻き起こす“春の嵐”

春場所初日直前の3月9日、内閣府に告発状を出した貴乃花親方。暴行被害を受けた弟子の貴ノ岩は復帰したが、今度は親方自身が“休場”を続けている。貴親方“春の乱”を時系列で追ってみた。

公開日:2018.3.13

協会受けて立つ 八角理事長「公明正大にやっている」

八角理事長、貴乃花親方の告発状を受け「問題ない。公明正大にやっている」

 一夜明けた10日、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)がエディオンアリーナ大阪で行われた土俵祭りの後、コメントした。
 八角理事長は「協会としては(内閣府から)いつ話が来ても何も。しっかりしているので問題ない。公明正大にやっています」と、協会の正当性を強調した。

八角理事長、貴乃花親方の告発状を受け「問題ない。公明正大にやっている」

 貴乃花親方(45)は10日、京都府宇治市の貴乃花部屋宿舎で取材に応じ「粛々と淡々とやっていく」と述べた。
 告発の理由や時期については「特段変わったことはない。現在進行形ですから。進行中のことが表に出たかなということで、ご理解いただければ」と話した。

貴乃花親方「粛々とやる」 対応に問題なしと理事長

ベテラン親方は「何が目的なのか」 貴一門の親方でさえ「ただただ仰天」 

  異例の告発に10日、角界に波紋が広がった。役員待遇委員の貴乃花親方は9日の協会理事会を「所用のため」に欠席し、その夜に告発したことを表明。貴乃花一門のある親方は「事前に全く何も聞いていなかった。ただただ仰天だ」と動揺を隠せない。

貴乃花親方の異例の告発…“貴派”の親方も動揺隠せず

 50代のベテラン親方は「本場所が始まるという時期に…。何が目的なのか分からない」と憤りをにじませた。40代の若手親方は「こんなことを続けていると、5月の夏場所あたりから、じわじわと響いてくるかもしれない」と、大相撲人気への影響を指摘した。

貴乃花親方の異例の告発…“貴派”の親方も動揺隠せず

貴親方の弁護士は第三者の公平な調査を要求

  貴乃花親方を法的にサポートするTMI総合法律事務所の富岡潤弁護士は10日、デイリースポーツの取材に応じ、改めて告発状の目的を説明。「調査していただいて、内閣府の方に適切な権限を行使していただく」と第三者による公平な調査を継続して訴えていく考えを示した。

貴乃花親方 弁護士が思いを代弁「協会のガバナンスができていない」

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