カッコいい!?面白い!?角界の珍名力士たち

大相撲名古屋場所で、新十両岩崎改め翔猿(とびざる)いう力士が関取デビュー。今回は珍名力士に注目してみました。阿炎、天空海、大露羅、育盛、森麗…なかなかに個性的です。

公開日:2017.7.14

「翔猿(とびざる)」 水戸黄門の怪力忍者じゃないよ!

 日本相撲協会は5月31日、名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)の番付編成会議を行い、岩崎改め翔猿=とびざる(25)=追手風=の新十両、阿炎(23)=錣山=の再十両を決めた。翔猿の兄は十両英乃海(27)=木瀬=で、史上18組目の兄弟関取となった。

岩崎改め新十両翔猿 兄・英乃海と史上18組目兄弟関取だ!
岩崎改め新十両翔猿 兄・英乃海と史上18組目兄弟関取だ!

素早い攻めが猿っぽい!?思い切った改名理由とは?

 174センチ、118キロの小兵で持ち味は素早い攻め。「動きが猿っぽいし、申(さる)年生まれなので」と思い切った改名理由を明かした。師匠の追手風親方(元前頭大翔山)は「これからは『翔猿みたいな相撲』と呼ばれるように」と“猿マネ禁止令”。翔猿も「みんながマネできない速い相撲。翔猿のようになりたいと言われる翔猿になる」と決意した。
 ちなみに時代劇「水戸黄門」に出演する忍者・飛猿のことは「知らない」とのことだった。

岩崎改め新十両翔猿 兄・英乃海と史上18組目兄弟関取だ!
新十両の翔猿、飛ばずに前に出て初白星

 動物に由来した四股名は数多くありますが、「猿」が付く力士は聞いたことがありませんね。ちなみに、「猫」が付く力士はいたようです。(伊勢ノ海部屋に伝わる「猫又」など)飛んだり跳ねたりの“アクロバット相撲”に期待しましょう!

師匠・寺尾のあだ名を拝借して「阿炎(あび)」

師匠・寺尾のあだ名から「アビ」に

 初土俵から所要11場所で新十両に昇進した20歳の阿炎(あび)は28日、両国国技館で会見し「順調すぎて怖いくらい」と満面に笑みを浮かべた。風変わりなしこ名は、師匠の錣山親方(元関脇寺尾)のあだ名「アビ」に漢字を当てたものだ。同席した師匠は「阿修羅(あしゅら)のように強く、炎のように燃えて闘う」と期待した。

師匠・寺尾のあだ名から「アビ」に

 師匠の錣山親方(元関脇寺尾)のあだ名「アビ(=a babyが由来)」に漢字を当てた四股名ということで、期待がうかがえますね。名古屋場所で2015年秋場所以来の再十両を果たし、師匠譲りの回転の速い突っ張りを武器にさらに上の番付を目指します。土俵上で足を高く上げる四股の美しさには定評があり、館内から拍手が起こるほどです。

好角家・やくみつる氏は「若さ丸出しなんだけど、それが魅力」

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