カッコいい!?面白い!?角界の珍名力士たち

大相撲名古屋場所で、新十両岩崎改め翔猿(とびざる)いう力士が関取デビュー。今回は珍名力士に注目してみました。阿炎、天空海、大露羅、育盛、森麗…なかなかに個性的です。

公開日:2017.7.14

やく氏&閣下 注目力士は20歳阿炎&輝

 大の好角家として有名な漫画家・やくみつる氏とアーティストのデーモン閣下が26日、2人の出身校である早大の東伏見キャンパス(東京都西東京市)で行われた相撲大会「早稲田杯」に出席。大相撲夏場所(5月10日初日、両国国技館)の注目力士を語った。
 やく氏が注目するのは錣山部屋の阿炎=あび(20)で、「(突っ張りで知られていた)師匠の寺尾(錣山親方)の相撲そのまま、長いリーチを生かして突っ張りに徹していますよね」と評した。新十両で迎えた春場所は7勝8敗と負け越したが、「若さ丸出しなんですけど、それが魅力でね」と、いきの良さにほれ込んでいた。

やく氏&閣下 注目力士は20歳阿炎&輝

65㌔力士に命名「育盛(そだちざかり)」

65キロ新弟子・育盛ほろ苦デビュー

 「大相撲名古屋場所・3日目」(15日、愛知県体育館)
 新弟子検査合格者らによる前相撲が始まり、体格基準ぎりぎりの体重67キロで通過した17歳の育盛(そだちざかり)=本名田井雅人、大阪府出身、式秀=は立ち合い、相手の突き一発で土俵下まで吹っ飛ばされた。ほろ苦デビューに「もう少し長く土俵にいたかったけど、けがなく終われた」と一息ついた。
 相撲経験はなく、6月下旬に入門した際、58キロしかなかった。「体が大きくなれ」と師匠の式秀親方(元幕内北桜)から珍名を付けられ、増量作戦を展開中。ご飯、ちゃんこ鍋とも丼2杯がノルマだが、65キロに減ってしまい「食べるのはしんどい」。育ち盛りはこれからになりそうだ。

65キロ新弟子・育盛ほろ苦デビュー

 桃智桜(ももちざくら)、宇瑠虎(うるとら)など、珍名を力士に付けることで知られる式秀親方(元幕内北桜)のもとで、新弟子検査の時には約3リットルの水をガブ飲みしてまで体重を増やしたそうですが、翌々場所には引退してしまいました。相撲界での経験を糧に大きく育ってもらいたいですね。

「森麗(もりうらら)」 角界のハルウララ!?“史上最弱力士”

2009年7月25日デイリースポーツ紙面
2009年11月3日デイリースポーツ紙面

38場所連続負け越しの角界ワースト記録を持ち、本紙でもタイガースを差し置いて1面に取り上げるなど注目を浴びました。勝てないことで全国的な人気を集めた競走馬「ハルウララ」を連想させるユル~いしこ名は「みんなに愛されるように」という願いを込めたそうです。2017年3月場所に「勇竜(いさみりゅう)」に改名しましたが、名古屋場所では再び森麗に四股名を戻して土俵に上がり続けています。

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