反ったり、もたれたり…大相撲の“珍手”まとめ

大相撲には色々な決まり手があります。中には「えっ、まさか!」と思うようなものも…そこで、大相撲の取組で実際に決まった“珍手”を集めてみました。

公開日:2017.5.25

【2004年7月7日デイリースポーツ紙面より】 人気の平幕高見盛が、珍手後ろもたれで同郷(青森)で、日大相撲部の先輩・追風海との初対決を制した。
(中略)
 高見盛が“爆笑パフォーマンス”で会場を沸かせた。四つに組んだ後、右腕で追風海の右上手を取って返した。さらに後ろに回った相手を背中で押し、左腕で首をはね上げると軍配が上がった。01年名古屋場所2日目の若兎馬―琴冠佑の十両戦以来で、幕内では初めての珍手後ろもたれだ。
 ふろから上がると「あんなの決まり手もクソもない。やけくそで腕を振っただけ。それで、なんか出てた。奇跡でも起こったのかな。やばかったよ」と興奮を隠せない。

豊桜をうしろもたれで下す高見盛=2011年1月20日

「後ろもたれ」は狙って出す決まり手ではなく、取組の流れの中偶然その形になった…というものが大半。このあとも、何度か後ろもたれは決まり手として登場しますが、面白いのはこの7年後・2011年初場所の豊桜戦で、高見盛は再び後ろもたれで勝っています。

【2011年1月21日デイリースポーツ紙面より】 高見盛が自身2度目の珍手、「後ろもたれ」で負け越しを免れた。豊桜に後ろに回られたが、必死に腰を振ると相手が土俵に落ちた。「自分でも信じられない。何で後ろ取られたのに勝ったんだろう」と驚き顔で、「本当に奇跡としか言いようがない」と興奮気味に喜んだ。前回は04年名古屋場所3日目に追風海を相手に決め、これが幕内では史上初の決まり手だった。

【はりま投げ】

はりま投げで栃栄を下す琴奨菊=2005年7月15日

波離間投げ、もしくは播磨投げ(はりまなげ)とは、相撲の決まり手のひとつである。この技は相手が両差しで低く攻めてきたところを頭越しに上手から褌を両手で取り、自分の後方にうっちゃりのように投げ捨てる技。かなりの身長差と力の差が必要である。普通は土俵際の捨て身の技だが、土俵中央で決まる場合もある。

2005年7月16日デイリースポーツ紙面

【2005年7月16日デイリースポーツ紙面より】 琴奨菊が、豪快なはりま投げで3勝目を挙げ、観客を沸かせた。
(中略)
 琴奨菊が絶体絶命のピンチを切り抜けた。栃栄の激しいおっつけに防戦一方となり、土俵際で後ろ向きにされた。だが、左手で相手の後ろ縦みつをつかみ逆転の投げを決めた。「今までああいう負け方ばかりしてきた。たまにはいいでしょ」と顔をくしゃくしゃにした。
 決まり手は「はりま投げ」。03年春場所千秋楽で旭鷲山が披露して以来の“珍技”だ。「全然やったことないし、見たこともない」。かけ方もしらない技だった。実はけいこ場で琴欧州に何度もかけられている技で、自分で見られないのは、当然。体が覚えていた?
 幸運な3勝目。「あんな相撲だけど、自分の形で勝つよりうれしい」。連日激しい立ち合いでも勝てず、渋い顔だった琴奨菊が笑顔を取り戻した。

豪快な技だけにパワーが必要で、元大関・把瑠都がこの技を得意にしていました。

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