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坂井オーナーに虎党怒号「こっちは高い金払ろて見に来とるんやぞ!!」「坂井!!×◯※△!!」

試合を観戦する坂井オーナー
 【2011年10月3日付デイリースポーツ紙面より】
 「阪神2‐7中日」(2日、甲子園)
 もう虎党は我慢の限界を越えてます。阪神は、4万6千人の大観衆が詰めかけた中で、今季の中日最終戦に完敗を喫した。試合後、球場を出た阪神・坂井信也オーナー(63)は中年ファンの男女から「いつまで真弓にやらしとんや!こっちは高い金払って見に…」などと痛烈な怒声を浴びせられた。
 それでもタイガースを愛し、窮地の虎を後押しすべく甲子園に大観衆が駆けつけた。なのに、これか?最後まで戦い続けるとの決意表明はハッタリか!?相手のある、勝負事とはいえ、あまりにぶざまな惨敗だった。
 意地も示せぬまま軽々と竜にひねられ、ほぼ見どころゼロで終わった3時間12分。ついに、虎党の怒りは猛虎総帥にまで及んだ。
 試合後、坂井オーナーは険しい表情で報道陣に「残念です」とだけ話し、足早に球場を出た。駅に向かう虎ファンの列を横切りながら車に向かう途中で、これを中年男女の虎ファンが見つけ、怒りの声を上げたのだ。
 「いつまで真弓にやらせとんや!!」「こっちは高い金払ろて見に来とるんやぞ!!」
 これで周囲の虎党もオーナーの存在に気付いた。そこからは「坂井!!×◯※△!!」「坂井!!」と怒号がその背中に向けて発された。坂井オーナーは何も語らず、唇をかみしめて車に乗り込んだ。
 ただし、簡単にヤジとは片づけられぬ、応援に駆けつけた4万6千人の思いを代弁していたのは間違いない。
 自力CSの可能性すら消滅寸前の状況下。なでしこジャパンの沢穂希選手が始球式に駆けつけた。勝負強さにあやかりたかったが、いきなり一回表だ。2死から久保が四球、左前打、四球と乱れて満塁。続く和田と平田に連打を浴びて4点を奪われた。
 スタンドから「気合を入れろタイガース!」の大合唱が何度も起こったが、虎は無抵抗状態のまま七回までに0‐7。八回に2点を返したが、焼け石に水だった。
 虎党がスタンドで掲げるボードには「喝とばせ!!真弓」「真弓さん進退は自ら決めろ」「再虎用望まない」と、容赦のない言葉が並んだ。この試合に限れば、真弓監督もなすすべがなかったが…。
 試合後「きついな」と指揮官は、初回の大量失点を嘆いた。だが、声をからす場面すらなく帰途に就かされたファンは、もっときつい。
 逆に中日は九回裏、5点リードの場面でも鈴木が制球を乱し、無死一、二塁のピンチを招くと、落合監督と森コーチが、鬼の形相で投手交代させるド迫力。一切の妥協を許さぬ姿が、うらやましい。片や虎はこの場面も無得点に終わり敗れた。果たして、虎党から聞いた生の声を、猛虎総帥はどう受け止めたのか。

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