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名物審判・平光さん死去…「八木幻のホームラン」きっかけに審判引退

八木の本塁打が二塁打に覆り、平光審判(左)に抗議する阪神・中村監督=1992年9月11日
 【2011年8月17日付デイリースポーツ紙面より】
 元セ・リーグ審判部副部長の平光清(ひらこう・きよし)氏が9日午後、肺がんのため東京都港区の慈恵医大病院で死去していたことが16日分かった。73歳だった。東京都出身。葬儀・告別式は故人の希望により近親者のみで済ませた。
 慶大卒業後、日本通運に入社。1965年にセ・リーグの審判員に採用され、90~92年まで副部長を務めた。日本シリーズに5回、オールスター戦に7回出場するなど歴代14位の通算3061試合に出場した。
 巨人監督の川上哲治氏にプロ生活を通じて唯一の退場を命じた審判として知られる。74年7月9日の大洋―巨人⑪戦(川崎球場)の二回、平松が河埜に投じた初球シュートを平光球審はファウルと判定したが、川上監督がデッドボールと抗議、胸を突いたことで退場を宣告した。
 6時間26分のプロ野球最長試合となった92年9月11日の阪神―ヤクルト⑱戦(甲子園)では九回2死一塁から八木の左翼フェンスに当たって観客席に入った打球を二塁塁審として本塁打と判定。だが審判団の協議の末、判定は二塁打に覆った。
 これを受けて阪神は猛抗議。37分間の中断後に再開され、延長十五回引き分けに終わった。この「幻のホームラン」となった判定をきっかけに平光氏は審判を引退。後に解説者に転身した。
▼阪神・八木2軍打撃コーチ「突然のことで本当に残念です。イベントなどで軽くあいさつをさせていただくことはありましたが、じっくりとお話をさせていただく機会はありませんでした。審判の方はみなさん個性的でしたが、その中でも結果的にああいう(92年の幻のホームラン)つながりがあり、いつも気になっていました。ご冥福をお祈りします」

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