願いかなえるマッチョ看護師!長田区の訪問看護ステーション「dandan」

訪問看護を営む河野さん(左)
筋トレに打ち込む河野さん
訪問看護を営む河野さん
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 マッチョ看護師として地域を駆け回る。神戸市長田区の訪問看護ステーション「dandan」を経営するのが河野正寛さん。ガン末期で自宅療養を選んだ利用者の看護や、一人でお風呂に入れないお客さまの介助、傷の処置まで日常生活ありきの治療を支えている。「できるだけお客さまの願いをかなえてあげたい」をモットーに日々、汗を流す。

 趣味の筋トレを仕事に生かし、唯一無二の看護師として患者に寄り添う。筋トレと出会ったのは大学時代。ベンチプレスに没頭し、気づけばトレーニング歴は15年になった。コロナ禍でジムが閉まっていた時期には、公園で懸垂をして背中を鍛え続けたという筋金入りのトレーニー。心臓マッサージやお客さまをベッドから車いすに移す時など訪問看護には力も必要。「スタミナもパワーもいる。鍛えていて本当に良かった」とマッチョ看護師の強みが輝く。

 看護師としてのスタートは病院勤務。だが、どこか流れるように患者と向き合う日々に物足りなさを感じていた。「(患者様と)ゆっくり向き合いたかった」とその思いから一念発起し、訪問看護の世界に飛び込んだ。

 利用者の家に足を運び、生活の場そのものを支える訪問看護。ガン末期の患者や自宅療養に励む患者の家族の願いに寄り添い、不安にも耳を傾ける。患者にとってはベッドから起き上がることさえも大仕事。「何を求められているかを考えて何か一つでも(実現)できたら」という思いも、筋トレを続ける理由となっている。

 2024年8月に立ち上げたのが、訪問看護ステーション「dandan」。「だんだん」はAさんの出身地・愛媛の方言で「ありがとう」という意味が込められている。

 プライベートでは子育て真っ最中。日中は経営者兼訪問看護師として奔走し、子どもが寝静まった夜にジムへ向かう。「メンタル的にもトレーニングにいくほうがいい」と心身のメリハリもばっちりだ。「元気な人が元気でいられるように」と、今後は訪問パーソナルトレーニング事業にも乗り出す。「これからもありがとうの気持ちを持ちながら頑張っていきたい」。“だんだん”の思いを胸に、患者の夢をかなえていく。

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