理学療法士がビキニ優勝 “ジャガイモダイエット”で作り上げたメリハリボディで魅了
大阪ボディビル・フィットネス連盟主催の大阪フィットネス選手権大会が24日、朝日生命ホールで行われ、「ビキニフィットネス158センチ以下級」で謝花百合選手(32)が優勝を遂げた。
筋張った脚、逆三角形を織りなす鍛え上げた上半身で観客の視線を集めた。緑のビキニが砂時計型の肉体の上できらめく。金メダルを手にし、「ホッとしました」と胸をなで下ろした。
昨年2月に大会デビューを果たし、ビキニ競技への挑戦は今年から。「筋トレが好きでやるなら一回はビキニを着てみたい」と大きな一歩を踏み出した。すでにオールジャパンの出場権は手にしており、大舞台前の腕試しで挑んだ今大会。「いい通過点になった」と好感触を口にした。
今回初めて試みたのが“ジャガイモダイエット”。白米をジャガイモに変更して炭水化物を摂取したという。「ほくほくしておいしくて。いろんな塩のフレーバーで味変をした」とストレスなく除脂肪もスムーズに進行。減量の手札を増やせたことも大きな収穫となった。
普段は理学療法士として働いており、勤務後は職場でジャガイモを電子レンジで温めてトレーニング前に口にした。仕事して身体の知識を蓄積していた中で始めたトレーニング。「解剖的な知識があって、どこを狙ってやるかとかが楽しくて」と仕事の学びを身体作りに生かせることも一つの強みとする。
ビキニ選手としてはまだルーキーの謝花選手。「上には上がいますし、筋肉はそんなすぐにつくものでもない。自分のペースで。小さいことをコツコツ積み重ねてビッグになれたら」。千里の道も一歩から。焦ることなく着実に階段を上る。
