羽生が前日練習で切れのある動きを披露

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダの前日練習が29日、カナダのレスブリッジの会場で行われ、男子で今季のGP初戦を迎える羽生結弦(20)=ANA=らが調整した。切れのある動きを見せた羽生は「落ち着いてやれている」とうなずいた。

 和風の音色が印象的なフリーの曲をかけた練習では、3度の4回転ジャンプを全て着氷させるなど好調ぶりをうかがわせた。14、15日のオータム・クラシックで優勝。「試合勘を取り戻してこられたし、パトリック(・チャン)選手が戻ってくるのは刺激になる」と、地元カナダの元世界王者との競演も楽しみな様子だった。

 女子では、村上佳菜子(中京大)もリンクの感触を確かめ「試合を怖がらずにできたら一番うれしい」と話した。世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)や男子の村上大介(陽進堂)も入念に調整した。

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