鈴木も自己ベストで納得の銀

 「フィギュア四大陸選手権最終日」(10日、大阪市中央体育館)

 鈴木明子(27)=邦和スポーツランド=の心から、モヤモヤが消えた。序盤のダブルアクセルが1回転になってしまった以外は、目立ったミスはなし。自己ベストの合計190・08点で銀メダルに輝き「引きずらなかったのが一番大きい。ミスがあったら次に頑張ると切り替える練習をしてきた」と、納得の様子で振り返った。

 今季はSPかフリーでつまずくことが多かったが、今大会はともに安定していた。最近は絶不調に陥っていたため「ほっとしてます」と安どの表情。「きょうは滑っていて楽しかった」と、スケートを純粋に楽しむ気持ちを取り戻した。

 先月の国体ではまさかの2位に終わった。長久保コーチは、気持ちの余裕を持たせることが大事だと実感。「めったに使わない甘い言葉を一生懸命使いました。『大丈夫、できるよ!!』と、ずいぶん言いましたね」。“魔法の言葉”で愛弟子のスランプを払いのけた。

 来月の世界選手権に向けて、鈴木は「自分の演技の完成形をたくさんの方に見てもらいたい」と意気込んだ。自信を取り戻した今なら、銅メダルに輝いた昨季以上の成績を残すことも十分に可能だ。

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