真央鮮やか!今季世界最高点で完全V

 「フィギュア四大陸選手権最終日」(10日、大阪市中央体育館)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の浅田真央(22)=中京大=が、トップの130・96点をマーク。今季世界最高、そしてバンクーバー五輪の自己ベストに0・05点差と迫る合計205・45点で3年ぶり3度目の優勝を飾った。SPで決めたトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、4季ぶりに挑戦した連続3回転はともに回転不足だったが、国際大会3度目の200点超えで今季5戦全勝とした。鈴木明子(27)=邦和スポーツランド、村上佳菜子(18)=中京大中京=がそれぞれ自己ベストで2、3位に入り、日本女子が03年以来10年ぶりに表彰台を独占した。

 2日連続の会心“真央スマイル”とはいかなかった。力強い羽ばたきのポーズで『白鳥の湖』を締めくくった真央は、少し硬い笑みを浮かべながら、自らに言い聞かせるように何度かうなずいた。「そうですね。SPは練習以上のものが出たけど、今日は本当に練習通りかなと思います」。

 2週間前に前コーチで、フリーの振り付けを担当するタラソワ氏から贈られたフワフワの白い羽根のついた新衣装で登場。SPに続いて挑んだトリプルアクセルで、わずかに回転が足りず両足着氷となると、続く4季ぶりの成功を目指した連続3回転も後半が回転不足。終盤のダブルアクセル‐3回転トーループも、後半ジャンプが乱れた。

 得点源となる、この3つのジャンプが全て成功するのは、まだ練習でも「30%」だという。ただ、前日の2年ぶりトリプルアクセル成功で、進化の手応えをつかんだ真央は、あくまで前向きだ。「練習から今以上のものを出していければ、本番でもできると思う」と、力強く言ってのけた。

 演技では完璧とはいかなかったが、この日は“結果”で地力アップを証明した。得点の205・45点は、トリプルアクセルを3本決めたバンクーバー五輪の自己ベストに0・05点差に迫る得点だ。ジャンプが不調に陥った近年、地道に練習を積み上げてきたスケーティング、表現力で他を圧倒し、減点分をカバー。「バンクーバー以来の200点超えと聞いて、戻ってきた実感が湧いた。レベルはバンクーバー以上のものを出せている」と、胸を張った。

 3月の世界選手権(カナダ)では2年ぶりにキム・ヨナと激突するが「ヨナ選手や、たくさんの選手が世界から集まってくるけど、しっかり自分の目標に挑戦してきたい」。1年後に迫るソチ五輪の前哨戦にも、足元はしっかり見えている。思い描く最高の演技で、過去の自分を超える。その先に、3年ぶり3度目の世界女王、そしてソチ五輪の金メダルが見えてくる。

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