関大 連日の下克上 龍谷大に続き京産大も撃破 エース佐藤涼真「決めるしかないと思った」

ドリブルで攻め込む関大・佐藤涼真=エディオンアリーナ大阪
チームが勝利し、大喜びする関大ベンチ=エディオンアリーナ大阪
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 「デイリー主催・西日本学生バスケット・男子準々決勝、関大69-67京産大」(9日、エディオンアリーナ大阪)

 連日の1部撃破だ。関西リーグ2部・関大が8日の龍谷大に続き、京産大にも接戦の末、2点差で勝利。準決勝に進出した。勝利の立役者となった佐藤涼真(3年)は「自分たちの持ち味である、『走り切るバスケット』ができた」と汗を拭いながら振り返った。

 試合は序盤、関大ペースで進んだ。スリーポイントシュートが立て続けに決まり、リードを10点以上広げる。しかし、徐々に点差を縮められ、第4Qの残り7秒でついに同点に追いつかれた。この苦しい場面でチームを救ったのは佐藤だった。「監督からセットプレーを自分に任された。決めるしかないと思った」。パスを受けると華麗なドライブで切り込み、ゴールを決めた。時間は残り1・8秒だった。

 チームは昨年、2部に降格。この屈辱が佐藤を成長させた。「降格してから、『自分がチームを勝たせないと』と思うようになった」。苦しみを乗り越えて、チームの中心を担うエースの自覚が芽生えた。

 準決勝では関西リーグ1部の大産大と対戦する。「自分たちのやるべきことを話し合って、明日も挑みたい」と、平常心で3日連続での1部チーム撃破を目指す。

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