どうなる箱根駅伝?異次元2冠早大に各校指揮官も脱帽 国学院大・前田監督「次元が高すぎる」青学大・原監督「過去最強」創価大・榎木監督「どんなに完璧に仕上げても・・・」3冠へ課題は1年生トリオの距離対応

取材に応じる国学院大・前田康弘監督
2位でゴールする国学院大アンカー・高石樹
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 「全日本大学駅伝」(1日、熱田神宮~伊勢神宮、8区間=106・8キロ)

 大学3大駅伝の第2戦が行われ、早大が5時間3分31秒の大会新記録で16年ぶり6度目の優勝を飾り、10月出雲駅伝に続く2冠を達成した。従来の記録を3分36秒縮める異次元記録で、2位の国学院大に3分34秒差をつける圧勝。同じく16年ぶりとなる3冠に王手をかけた。来年1月の箱根駅伝で史上初となる2度目の3冠に挑む。2位は国学院大、3位には創価大が入り、箱根王者・青学大は4位、中大が5位、駒大が6位だった。

 早大の強さが際立った大会となった。1~3区を走った本田、増子、新妻の“令和の三羽ガラス”1年生トリオがそれぞれ区間2位、区間新、区間新の圧巻の走りで独走。5区2年生エース鈴木も従来記録を30秒更新する区間新記録で独走に持ち込み、アンカー“山の名探偵”工藤も日本人歴代最高タイムでゴールテープを切った。

 箱根は10区間217・1キロと全日本より2区間増えて、距離は倍増。1年生トリオが20キロを超える距離に対応できるかが課題となるが、例年勝負のカギを握る山登り5区には工藤がいるだけに、優勝候補の大本命となるのは間違いない。

 各校からも脱帽の声が漏れる。国学院大の前田監督は「完敗。完璧にやられた。うちも力は出してるが、早大は大会記録を3分更新。早大の力が際立った大会」と、語った。「(3区の新妻が)ヴィンセントを超えると思いました?っていう。2区も3区も想定外。早大の黄金期到来みたいになっちゃいますね。次元が高すぎる」とその圧倒的な力を認めた上で「箱根は距離も延びて、10人勝負。山もある。早大対策も含めて頑張りたい」と悲願の箱根制覇へ思いを巡らせた。

 3位の創価大の榎木監督も「早稲田さんには出雲も含めてどんなに完璧に仕上げても勝てないような実力差を見せつけられた」と認めた上で箱根に向けて「箱根は別物というか、10区間ハーフ以上の距離を走る。我々の強さをみせられるようにチーム作りしていきたい」と、見据えた。

 1万メートル平均最速タイムを持つ中大は序盤の出遅れが響いて、5位確保が精いっぱいの内容。藤原監督は「誤算が多かった。出雲で疲労をすごく訴えてきていたので、学生よりに疲労を抜くメニューを組みましたけど、もっとしっかり練習をやるべきだった。もうそこが根本的に間違ったなと反省している。学生の声を聞きすぎた。走るべき人が走らなかった。大惨敗」と完敗を認め、「今は優勝なんていう目標を立てられるチームじゃない。しっかり表彰台というところが現実的な目標」と、見据えた。

 箱根4連覇のかかる青学大も原監督は早大について「強い。もうS級ばかりじゃないですか。過去最強チームじゃないですか?実業団含めて。日本の若者の長距離ランナーの能力、パフォーマンス、身体能力が上がっているなと感じる。日本人長距離ランナーも捨てたもんじゃねえなと他大学ながら、大きい視点でみたな」と、脱帽。「GMOより強い。留学生1人いたらニューイヤーでも十分優勝できるレベル。それぐらいのハイレベルですよ」と舌を巻いた。それでも直近12年で9度の箱根の絶対王者のプライドをかけて、来年1月2、3日向けて勝負をかけていく。「でも同じ大学生だからね。そこに負けないようにチャレンジしていきますよ」と見据え「距離が長くなって区間が増えてくれば、勝機は出てくる。早大には完敗ですけど、なんとなくの感覚でここまでの開きはなく戦えるメドはついた。経験則の中で。ゼロじゃないと感じる。2ケ月間の中で必勝パターンの中で戦っていく」と見据えた。

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