競歩・池田向希のドーピング違反による4年間資格停止処分取り消し CASが不服申し立て認める裁定 競技活動復帰へ「まずは安堵」「一人のアスリートとして大きな意味」

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は23日、競歩で21年東京五輪銀メダリストの池田向希(28)=旭化成=が25年2月にアンチ・ドーピング規定違反で23年6月20日以降の記録の取り消し、およびメダル剥奪、4年間の資格停止処分を受けていた問題で不服申し立てを行っていた件について、池田の申し立てを認める裁定を下したことを発表した。これにより競技活動復帰が認められることとなった。

 池田は25年2月に世界陸連の独立監視部門「インテグリティー・ユニット(AIU)」から血液ドーピングの疑いがあると通知を受け、暫定的資格停止処分を受けた。その後、AIUに対して不服申し立てを提出したが、「Disciplinary Tribunal」による審問が開催された結果、ドーピング違反が認定され、4年間の資格停止処分を受けていた。その後、池田は旭化成を通じて「私は絶対にドーピングをしていませんので、今回の最低は全く納得がいきません」とコメント。CASへ提訴していた。

 旭化成は23日のリリースで「今回のCASの裁定では、池田選手が提出した生理学的・医学的な説明と、それを裏付ける豊富な証拠を認め、池田選手がアンチ・ドーピング規則違反を犯していないと判断し、Disciplinary Tribunalの裁定を取り消しました。これにより、池田選手に資格停止処分は科されず、直ちに競技活動への復帰が認められることとなりました」と説明された。

 池田は旭化成を通じて「本日、スポーツ仲裁裁判所の判断が示され、私の主張が認められたことについて、まずは安堵しています。これまで多くの方々にご心配とご迷惑をおかけしましたが、支えてくださった関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。今回の件では、自分自身の権利と競技人生を守るため、正面から向き合ってきました。時間はかかりましたが、このような結論に至ったことは、一人のアスリートとして大きな意味を持つものと受け止めています。今後は、この経験を糧に競技に真摯に向き合い、結果で応えられるよう努力していきます。引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。今後ともご理解とご支援を頂ければ幸いです」と、コメントした。

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