阿部詩が涙の2連覇!絶体絶命危機乗り越え2大会連続6度目Vでロス五輪へ弾み 谷亮子の女子最多7度にあと1つ【柔道世界選手権】

 「柔道・世界選手権」(5日、バクー)

 女子52キロ級決勝が行われ、21年東京五輪金メダルの阿部詩(26)=パーク24=が、世界ランク5位のスペイン選手に指導3の反則勝ちを収め、2大会連続6度目の優勝を飾った。通算では18年、19年、22年、23年、25年大会に続いて6度目で、谷亮子の女子最多7度にあと1つに迫った。24年パリ五輪の敗戦から無敗継続中で、女王奪還のかかる28年ロサンゼルス五輪へ向け、大きく弾みを付けた。

 準々決勝では絶体絶命の危機もあった。バルハウス(ドイツ)に技ありを奪われ、後手に回る展開。必死に攻め抜き、残り4秒で相手に指導3つ目。何とか勝ち上がった。決勝ではトロ・ソレル(スペイン)と対戦。開始して最初に指導を受けたのは阿部。しかし、残り2分で相手にも指導が与えられ、残り51秒でソレルが掛け逃げで2つ目が与えられた。そのままゴールデンスコアに突入。2分過ぎに阿部だけに指導が入り、五分に。3分30秒前に相手が掛け逃げで3つ目の指導が入り、決着がついた。熱戦を制した後、瞳には涙が浮かんだ。

 詩は、7月に2年連続となる米ロサンゼルス合宿を実施。体の数値を計った時差調整や、現地の雰囲気を肌で感じ、メダル奪還がかかる2年後の夢舞台へ、気持ちを高めていた。今回の世界選手権に向けては「五輪や、日本代表選考でも重要になる。自分の柔道を出し切って金メダルを取って、今後につなげたい」と意気込んでいた。

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